詰め物③~製作~

スタッフブログスタッフブログ

2012.04.18

詰め物③~製作~

だいぶ暖かくなりましたね。満開だった桜も散り始め、少しさみしいですが、

外出しやすい季節になってきたのでぜひ、浅井歯科に「歯科検診」にきてくださいね。

 

さて、前回までに「模型作り」を説明しました。

今回は詰め物の「作製」についてお話したいと思います。

 

作った石膏模型上で、ワックス(蝋)で歯の形を作ります。

ワックス(蝋)で作った歯の形をワックスパターンと言いますが、これに金属を流し込むための金属の管(スプルー線)を差し込みます。

石膏模型からそーっと外します。外したワックスパターンを円錐台に差し込みます。

それに鋳造リングという輪を装着し、埋没材を流し込みます。

埋没材とは、加熱を伴う操作の時,型材として用いられる材料です。

鋳造リングいっぱいに埋没材を流し込みます。

これが「炉」です。

700℃に熱した炉の中で、1時間くらい時間をかけてワックスを溶かします。

炉でワックスパターンが解けたら、遠心鋳造機で金属を溶かして、

遠心力を利用して埋没材の中に流し込みます。

冷えたら、鋳造物を取り出します。

余分な金属を切って、研磨して、詰め物完成です。

これがお口のなかに入っていきます。

 

今回、御紹介した技工物は、ひとつひとつ技工士さんの手作業で作られています。

次回は技工物を製作している院内ラボを御紹介します。

 

to be continued…