モリタへ見学に行ってきました!

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2018.09.29

モリタへ見学に行ってきました!

皆さんこんにちは。桂川浅井歯科です。

今年の秋雨前線はしつこいですね。
また台風がきていますが、今回のものも大きいようなので、みなさんお気を付け下さい。

先日、伏見区にあるモリタという歯科材料や歯科機械を取り扱っている会社の工場見学に行ってきました。
いつも使っている歯を削る機械や診察台などはどんなふうに作られているのかの製造工程を見させていただきました。
予想以上に大きい工場で、案内の担当をして下さった方に一つ一つ丁寧に説明してもらいました。

歯科医院で座る診察台は、明治時代から現代までのものが展示されていました。
昔は虫歯になると削る機械がないので、削って治すというのではなく、抜いてしまうという治療だったそうです。
ですので今のように椅子を倒す機能が必要ありませんでした。
今のように寝かせて診療という形になったのは昭和に入ってからだそうです。
口の中を照らす光は白熱灯で、長時間つけてるとすごく熱くなるので、その熱を冷ますために小さな扇風機が設置されていました。
バブル期に作られた椅子には、クッションに本革が張り付けられ、中にスピーカーが内蔵されていて音楽が聴けるというものもありました。
昭和25年に作られた椅子があったのですが、今度のNHKの朝ドラで使われるそうなので見られる方はチェックしてみて下さい。

午前最後に見させてもらったのは、患者さん役をしたロボットでした。
ゴムで作られた皮膚は触っても私たちの皮膚とあまり変わりなくて、髪の毛や目などもとてもリアルに作られたものでした。
ベロの奥に触れるとオエッと声を出したり、表情も嫌がったりして患者さんへの対応の練習になるロボットで、歯科衛生士や歯科医師を育てる学校に導入して練習されるそうです。

工場の外見は古びた年季の入った感じでしたが、中に入るととても綺麗に整理整頓され、全ての作業が見学できるようガラス張りになっていたのでとてもしっかり見ることが出来ました。
作業スペースは綺麗に整頓さていて、見学者に見えるよう置かれている機械の設置されている所にはホコリひとつない、ガラスには指紋一つないとても綺麗で整っている所でした。
工場内の至る所の壁には社員の目標、それに対する成績表、仕事をする上での問題点や、それにどの様にして上の人が対処したかなどが貼り出されていました。
作業も、社員の方のモチベーションも、全てが目で他の人に見えるようにしているとの事でしたが、これらは有名な会社のトヨタのやり方を参考にしているそうです。
また小学校の社会見学にも利用されていていつ誰に見られてもいいように心がけているみたいです。

明日からいつも使っている機械や椅子をもっと大切にして診療をしていきたいと思います。