だいぶ暖かくなりましたね。満開だった桜も散り始め、少しさみしいですが、
外出しやすい季節になってきたのでぜひ、浅井歯科に「歯科検診」にきてくださいね。
さて、前回までに「模型作り」を説明しました。
今回は詰め物の「作製」についてお話したいと思います。
作った石膏模型上で、ワックス(蝋)で歯の形を作ります。
ワックス(蝋)で作った歯の形をワックスパターンと言いますが、これに金属を流し込むための金属の管(スプルー線)を差し込みます。
石膏模型からそーっと外します。外したワックスパターンを円錐台に差し込みます。
それに鋳造リングという輪を装着し、埋没材を流し込みます。
埋没材とは、加熱を伴う操作の時,型材として用いられる材料です。
鋳造リングいっぱいに埋没材を流し込みます。
これが「炉」です。
700℃に熱した炉の中で、1時間くらい時間をかけてワックスを溶かします。
炉でワックスパターンが解けたら、遠心鋳造機で金属を溶かして、
遠心力を利用して埋没材の中に流し込みます。
冷えたら、鋳造物を取り出します。
余分な金属を切って、研磨して、詰め物完成です。
これがお口のなかに入っていきます。
今回、御紹介した技工物は、ひとつひとつ技工士さんの手作業で作られています。
次回は技工物を製作している院内ラボを御紹介します。
to be continued…