こんにちは。桂川浅井歯科の歯科医師、上田です。
さて、いきなりですが、生活習慣病といえば糖尿病を連想される方が多いのではないかと思います。少なく見積もっても日本人の4人に1人は糖尿病あるいは糖尿病予備群だと推定されていますが、たった50年ほど前には滅多にお目にかかれない病気だったそうで、驚異のスピードで増加中なんです。運動不足や糖分・脂分の多い食生活などが原因となって年々増加している糖尿病患者では、からだの抵抗力が落ちることがよく知られています。
一方、歯周病は歯周ポケットに入り込んだ歯周病菌が毒素を放出して、歯を支える顎の骨を溶かしてしまう慢性炎症であり、年齢とともに重症化する傾向にあります。歯周病もまた、生活習慣病のひとつとして位置づけられています。
糖尿病の方は、免疫力が低下して歯周病が重症化しやすくなるとともに、重症化した歯周病が血糖値を上げることにより糖尿病をますます悪化させる悪循環に陥ることが明らかになっています。歯周病治療によって、インスリン注射が必要無くなり、安い飲み薬のみで血糖値をコントロールできるようになる方もおられるようです。
私自身、家系的に糖尿病リスクが高いので、運動と食事には気をつけています。
歯周病かな?とご心配な方はぜひ当院へお越しください。トレーニングを積んだ歯科衛生士が優しく丁寧に治療に当たりますのでご安心ください!