緊急事態宣言が解除されました

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2021.06.24

緊急事態宣言が解除されました

皆さんこんにちは、桂川浅井歯科医院です。ようやく緊急事態宣言は解除されましたが、まだまだコロナが続いている状況です。外出などもしずらい状況ですがみなさん頑張りましょう。

今回は、よく予防処置として用いられるフッ素の作用について説明させて頂きます。

まず一つ目の作用としては、歯の性質を変化させます。歯の主成分はハイドロキシアパタイトとよばれるものです。これがフッ素の作用によりフルオロアパタイトというものに変化します。これはハイドロキシアパタイトと比べると、虫歯菌がつくり出す酸に対して耐性を持っているため歯が溶けにくくなります。つまり虫歯になりにくくなります。

二つ目は歯が虫歯菌により溶けようとする作用を脱灰、歯がもとに戻ろうとする作用を再石灰化と言います。フッ素は再石灰化の作用を助けます。これにより虫歯になりにくくなります。

三つ目の作用は、虫歯菌の出す酸を作ることを阻害します。

四つ目は虫歯菌の増殖を抑えます。

このように、フッ素には様々な作用がある為、虫歯予防によく使われています。市販の歯磨き粉にも上限が1500ppmという濃度ではいっています。歯磨き粉の種類によってもフッ素の濃度が異なる為、良かったら確認してみて下さい。ちなみに歯医者で使われているフッ素の濃度は9000ppmなので濃度は約6倍ほどです。皆さんも是非歯医者でフッ素塗布してもらったり、自宅でフッ素を使ってみて下さい。